ラスト5イヤーズ

見に行っちまいました、山本耕史ミュージカル。今回は2人舞台。共演はNao。
恋人同士だった2人の出会いから結婚、そして別れまでの5年間を、男は始まりから、女は終わりから遡りながら歌でつづる、というミュージカル。2人の時間軸が重なるのは結婚の時。それ以外は別々の時間を交互につづっていく。そんな設定は目新しくて、一体どんな仕上がりになるかと思っていましたが・・・。
まずはNao。今回はじめての舞台ということで、緊張と硬さは感じたけど、さわやかで透明感あふれる歌声はイヤミなく聴こえた。歌への感情のこめ方はなかなかだったと思う。正直、女優を目指す設定のときのうまくいかない、失敗ばかりでどうして?みたいな歌の時は、ちょっとグッときてしまった。私弱ってる?
山本耕史はもうさすがのベテランぶり。立ち回りも余裕あるし、見てて安心できるカンジ。っていうか、「ホント立派に育ったねぇ〜」と母的視点になっちまうほど生で見てもいい男でした。この辺は贔屓目ですな。最後の方の別れを決心するまでの歌はリアルで切なくて、ずっとウルウル。やっぱ私弱ってる?
でも設定を知らない人にはちと難しい構成かも。どうなってんの〜?と思うかもね。一緒に行ったオネエサマは「音響が悪い!」と辛口でした(笑)。