「姫が愛したダニ小僧」

えー、ワタクシ、ユースケ・サンタマリアが好きで好きでたまりませんで・・・。さらに、高杉亘が大好きでして・・・。2人が出ているっていうんで、見逃すわけにはいきませんで・・・。
というわけで見に行ったこの舞台。後藤ひろひと脚本・演出、と言われても初見。なんか演劇界では有名らしいですね、「piper」ていう演劇集団をやってるんですって?位の予備知識で、さらにあらすじも全く仕入れずの観劇。
物語は、祖母の遺品を老人ホームに取りに来た若夫婦が、気が付けば「すみれ姫」をはじめとする不可解でファンタジックな集団の戦いに巻き込まれていく、というもの。
始まってすぐ、地震発生(笑)。結構揺れて、ドキドキ。役者はアドリブを交えて拍手喝采でしたが、正直私はビビリすぎてそのシーンは集中できませんでした。いや、結構揺れたよ?この前の地震よりデカイんじゃないの?と思ってさ・・・(でも結局震度3だったんだけど・・・。アートスフィアの地震対策大丈夫か?と思っちまいました)。
中盤はほぼ役者ごとのコント合戦。キャラ勝負。腹をかかえて笑った。そして島じじいのシーンでは特に・・・(この辺は見た人のお楽しみ)。あと、山内圭哉がかなり際立ってた。「橋本ゆうや君」っていうかわいい名前で、最初知恵遅れ(放送禁止用語)?な営業マンだったのに、刀を握らせたらすごいキレる剣豪なの。笑える。いい役者だなー。あと腹筋善之介。1人芝居っていうか力技。笑わせてもらいました。一応主演はユースケだったはずだけど、周りの役者がキャラ濃すぎて目立ってませんでした。あのユースケが・・・。でも、最後まで現実の感覚を保とうとしていた役どころだったので、仕方ないかも。んーでもやっぱユースケ好きだわー。顔とか髪型とかもそうだけど、何より体型が好き。あの体型に男の色気を感じるのは私だけですか?そうとう胸キューン。高杉亘は、かなり浮いた衣装ではっちゃけた役どころ。パブリックイメージに反していてオイシイ。喉やられててキツそうでしたが。そして、「すみれ姫」を演じる富田靖子は正直ビビッた。設定をきっちりこなしていて、おばあちゃんの時は最初わかんなかった。姫になって初めて「え?富田靖子だったの?」って思うくらい。
最後はホロっとさせるシーンもあり、なかなか面白い舞台でした。時々セリフが説明的でダレるシーンも正直あったけど、最後はもう一度見たいと思わせた作品でした。