上條淳士「SEX」をスライダーズファンの視点から読む

上條淳士･･･THE STREET SLIDERSファンにはゆかり深い漫画家。昔パチパチか何かでスライダーズのインタビュー場面とかを漫画で書きおこす連載をしていたなー。
その頃から、私は「かみじょうじゅんじ」だと思っていましたが、本当は「かみじょうあつし」なのね･･･

さて、彼の漫画「SEX」（タイトルからエロ漫画と思った人は残念！）は、主人公２人がスライダーズのハリーと蘭丸をモチーフにしていることで有名。私は当時噂に聞いていた程度だったんだけど、どうやら連載も途切れ気味、単行本も２巻までしか出ていなかったとか？
なのに突然２００５年に７巻まで一気に発売、無事完結したという、遅筆で有名な上條氏にしては奇跡の発刊。

で、ブックオフで６巻まで発見したので即大人買い。７巻も新刊で即入手、無事コンプリート（あー大人って素晴らしい）。

ユキ＝ハリー、ナツ＝蘭丸。で、ヤクザの抗争に巻き込まれつつ暴れまくる２人の青春（？）漫画なワケですが、所々にスライダーズファンにとっての萌え場面があり、ちょっとたまらないカンジ。

ユキは確かにハリーに似てるけど、どっちかっていうと、ナツの蘭丸ぶりがかなり顕著。蘭丸ファンの私としてはたまらなかったわ〜。着てる服とか、右耳にピアスしてるところなんかかなり蘭丸入ってます。上條氏はどっちかっていうと蘭丸のファンなのでは？！と思うくらい。
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↑コレはユキ。ファンとしての萌えセリフは「ナツは俺のもんだ　誰にもやらねえ」でしょうか。解散した今となっては泣ける〜。本当に当時ハリーは「蘭丸のギターは俺のもんだぜ」と思っていそうで涙。最高の相方を見つけたと思っていただろうに･･･と勝手な妄想。

で、蘭丸ファンの私が一番萌えたのはなぜかこの場面↓
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撃たれて気を失ってるナツ。着てる服も完璧に蘭丸仕様。つーか、死にそうな状態のナツなのに･･･なぜか萌え〜。不謹慎ですな。自分でもナゼ？と思いつつ･･･。なんかギュッとしたい衝動に駆られたというかなんというか･･･。普段強がってる男が弱ってる時って母性本能が働くのかしら。

そういえば公平ファンクラブの専用サイトで、土屋氏が沖縄で夜遊び中（バックには廃墟っぽい建物）の写真がアップされていたのだけど、「まさに大人になったナツだ･･･！」とドッキリ（「SEX」は沖縄も重要な舞台となっている）。

上條氏の繊細な線と、現物に忠実な背景が連載から１５年たった今もスタイリッシュで古臭さを感じない仕上がりなのはさすが。買ってよかった。

今度沖縄に行ったら、舞台になった金武に行こう。

最後に、尾崎ファンのMANAに↓

これ尾崎っしょ？