「ROOTS 66 DON'T TRUST OVER 40」in ZEPP TOKYO

1966年生まれのアーティストが集まって開催されたイベントに行ってきました。
まあメンツの豪華な事(個人的にツボすぎる)!
出演者は下記のリンクを見ていただくとして・・・。
http://funky802.com/roots66/index.php

出演者の好き度でいうと、田島貴男スガシカオ斉藤和義→あとはジュンスカユニコーンもスパゴーも通ったし・・・的なカンジでしょうか。中川氏は愛するヒートウェイヴ山口洋とよくつるんでいるので、なんかよく知ってるお兄さん的存在。

最初は宮田和弥が登場。っていうか若いっ!若すぎる。40歳には全然見えない。体型もジュンスカの頃と全く変わっておらず。スゲー。歌いながら客席のバーの上を身軽に歩いて後ろの方にいた私のすぐそばまで来たんだけど、近くで見ても肌ツルッツルだったわー。出演前に何かキメてきたとしか思えない(笑)テンション高い動きにも驚愕。その若さの秘訣を教えてくれ〜。
しかもジュンスカ時代の「MY GENELATION」をやりやがった。これ、ファンだった人には堪らない選曲だったのでは?最近のライブでもやってるのかな〜?やってないとしたら豪華すぎる。

で、斉藤和義。「君の顔が好きだ」をキーボード弾き語りで。大股開きでキーボードを弾く姿に男の色気を感じたわ〜(笑)。しかも声が昔より太くなった?甘い声は健在ながら、いい歳の取り方してるなーと思わされる歌声にノックアウト。今度ライブ行こう。しかし相変わらず生々しい下ネタを延々と喋るのは変わってませんね。

そして阿部B(exユニコーン)登場。「セイリング」という新曲をやったのだけど、かなり美メロでよかった。以前公式サイトを覗いた時「最近はトランスばっかり聴いている」とあったので一体どういう事になってるのかと思っていたが、全然普通に良い曲でちょっと安心。その後、ユニコーン時代の「人生は上々だ」を熱唱。これもすごい選曲。解散以来じゃない?まさかココで聞けるとはねー!作り物のフライングVを振り回し、客席に投げながら当時のテンションそのままに暴れまくる阿部B。あんたすごいよ。ハモリは今回ヤックが担当。声質が民生に似てるもんだからオリジナルと錯覚しそうになった。

ヤックはソツなく「ルーシーはムーンフェイス」を熱唱、つーかこれは最近のライブでも結構やってるっぽいので貴重さは薄いですが、相変わらずいい声してんなー、と。

で、後半戦に入り・・・キター!田島貴男スガシカオが揃って登場。ま、まさか・・・今夜限りの共演デスカッ!!本日のツートップ(個人的に)が共演!!「スガ貴男です」と言いながら始めたイントロは・・・一番好きな「黄金の月」!!!・・・この時「このイベントは私の為に作られたものである」と勝手に解釈した。
田島氏の唄う「黄金の月」は粘っこくて完全に田島色。スガ氏もセクスィーな歌声だけど、こうして聴くと全く違うタイプの声だと実感。それにしても贅沢だわー。
この後も「接吻」を共演したのだけど、スガ氏緊張してた?(笑)エロネバ田島声の前では子供に見えたわ(笑)。

スガ氏は「イジメテミタイ」をハンドマイクで熱唱。相変わらずエロい歌詞だな〜。中学生位の男子にはかなり妄想させてしまうであろう、エロさ。「中指を曲げて〜♪」とか、よく書けたね、スガさん。大人だね。

田島氏は先日出したカバーアルバムから「恋の片道切符」を。やっぱさすがの貫禄っす。ヘンテコ踊りも惜しみなく披露。初めて田島氏のライブを見た人は「こんな変な人なの?!」と思ったことでしょう。

中川氏はソウルフラワーの曲を二曲。中川節を確実に響かせていた。まだ彼がニューエストモデルと名乗っていた頃、歌詞がいちいち説教臭くて「めんどくさい人だなー」とあまり聴かずにいたのだけど、ソウルフラワーになってからはいい意味で丸くなったような。怒りをぶつけるのではなく怒りを知らせる、みたいな。それでも激しさは健在だけど。

トリはトータス松本。新曲「サムライソウル」を弾き語りで。これ名曲ですわ。やっぱうまい。歌詞も素晴らしい。「男ならひとりの人をつべこべ言わんとこうやって愛さなあかんねん」的内容なのだけど、言葉の一つ一つがシンプルながら説得力があって、絶妙。例えば甲本ヒロトの書く歌詞は単語のチョイスが神がかり的センスであるがゆえにあれだけのカリスマ性を保っていられるのだと思うのだけど、トータスにも同じものを感じた。

あと喋りはやっぱ面白い。ザ大阪人。トータスに向かって阿部BのフライングVを振り回すファンに「それ俺があげたもんとちゃうやん!俺の出番なんやから今出すな!そんなん足元に置いとけ!」と言ったのが最高にツボ。笑った〜。

最後に全員で「銀河鉄道999」「勝手にシンドバット」「今日の日はさようなら」「勝手にしやがれ」という見事にバラバラなセンスの曲を歌う。
銀河鉄道999ではサビの繰り返し部分(「The galaxy express 999 will take you on a 〜」ってヤツね)を1人1人が歌っていったのだけど、宮田氏だけなぜか「リンダリンダ〜」と歌い通したのに悪乗りして次の田島氏まで「The galaxy express・・・リンダリンダ〜」と歌ったのに思わずのけぞった。パブリックイメージ壊してますやん・・・(いつもライブに行っている人は驚かないけれども・・・)。そう、田島氏は変な人なのです。初めて生で田島氏を見た方、驚かないように。自分のライブではもっとヘンテコリンな人です。気になった方は1度ライブに行ってみてはいかがでしょう。かなり破壊力のある変人ですから(失礼)。

あーでもホント面白かった。いいイベントだったっす。企画した人グッジョブ。又やってくれないかな〜。