THE STREET SLIDERS「SCREW DRIVER」

私がスライダーズのアルバムの中で一番好きなのがこれ。
先日知り合いにこのアルバムをダビングして渡した時に書いたレビューをこちらに記録（若干追記）。

スライダーズのアルバムで一番売れた「BAD INFLUENCE」は当時の流れを取り入れた華やかな仕上がりだったが、次作となったこのアルバムは一転してシンプルな出来。勢いを損なわぬまま高レベルな音を鳴らすという、スライダーズの音楽史上最も美味しく成熟しているといえるアルバム。
９０年代に入るとハリーが精神的にキツくなっていき、それが作品にも反映されてしまっていた、という意味では貴重なアルバムと言える。
ツインギターがこれでもかと鳴りまくり絡みまくり（おそらく彼らのアルバムの中では、このバンドが持つギタープレイの醍醐味を１番感じる事が出来る音作りがされているのではないだろうか）、ハリーの歌詞はユーモアさえ携えて“粋”を極め、聴き手をシビれさせる。
言うなれば傑作。