ブルー。

部下が根を上げた。
昇格に向けて頑張っていたのだけど、もう頑張れないと。
これ以上頑張らなくていい、もう充分頑張ってるのは分かっている。だけど、違うドアを開けてみよう?昇格に至らないのは同じドアばかり開けて、結局同じ場所に戻ってきてしまうからだと。
でも精神的にもうそのようなチャレンジが出来るモチベーションは残っていないと。なにより、金銭的に生活が限界だと。1年以内に必ず昇格できるとか、そういった保障がないならリタイアすると。


それを約束できる権限は私は持っていない。それに向けてサポートしたり、アドバイスしたり、結果を出せるよう導いて上にアピールすることが私の出来ること。


ライバルは沢山いる。だから、厳しい宿題を出すこともあるけれど、答えを出して階段を上ってもらいたいからだと。昇格できるかどうかは、まず結果を出すことだと。


でも、30過ぎても親がお金を送ってくれて、それがもう耐えられないと彼女は泣いた。


年功序列とか、定額昇給とは無縁のウチの会社は、満足な生活費を稼ぐには努力と客観性と自己改革が必要だ。
・・・自己改革。それが1番難しい。最終的には本人の気づきが必要だからだ。
どんな部下でもかわいい。こういう時、自分の力不足を実感してしまう。



夜、U嬢と飲み。キヨシローとか現ちゃんとかユニコーンとかの話を沢山して、いつも外ではあまり飲まないのだけど今日は割と飲んだ。


店から駅へ向かう時、大して酔っていたわけではないけれど、足が重くてノロノロ歩いた。U嬢は歩幅を合わせてくれた。なんだかジンときてみたり。