新選組!VOL.47「再会」

最初に洋装土方がアホなひとりコントをやってくれたおかげで(小便はどこでするんだ?と聞かれたときの嬉しそうな笑顔は本当にアホっぽくて・・・惚れた←バカ)安心して見ていたけど、多摩での宴会やら勝沼戦やら、全ての出来事が新選組が悲劇に向かう為の布石になっていて、後半は見ているのが本当に辛くなった。見てられない。
特にお琴が出てくるシーンは辛かった。人妻になった元許婚のお琴を、あわよくば押し倒そう位の気持ちで呼び出した土方。しかしお琴は最初から戦闘モード。あらゆる言葉で土方を罵倒し、追い返そうとする。「一体何人の浪士を殺したのですか」は百歩譲ってまだいい。「新選組がもっとしっかりしていれば上様もあんなことにならなかったって、こっちでは皆言ってます」
・・・これは辛い!まだ「土方がしっかりしていれば」とか言われた方がマシだった!自分達が心を鬼にして必死で作り上げた「新選組」を、故郷の人達が「皆」認めてくれていないなんて。土方もそれまでは自信満々で「憎まれ口言ってやがるぜ」位のリアクションだったけど、これを言われた瞬間本気でショックを受けた悲しそうな顔になって、トボトボ帰っていった・・・。いや、これは本気でヘコむって。私までヘコんだよ。お琴ひどいよ〜。土方を恨んでいるなら(少し未練があったんだろうけど)、土方自身の事を罵倒してフレばよかったじゃん!・・・うんと、自分に当てはめて想像してみよっと・・・例えば自分が振られる時「お前の性格最悪だな」の方が「お前が店長やってる店、最悪だって皆言ってるぞ」って言われるより、やっぱり何倍もマシだ!「皆言ってる」って言うのが特にキツイ。
ションボリ宿に帰って「俺達のやってきた事に意味があったのか」と超ネガティブ思考になる土方。それを励ますのはやっぱり近藤であるわけで・・・山南さんが切腹した時も号泣土方の肩をしっかりと抱いてあげてたのは近藤だった。おまけに今回は体ボロボロな沖田までが「稽古つけてあげる」とか言って結果的に土方の気を紛らわせてくれてた。これが試衛館仲間の最後の思い出になったかもね。って思ったらまた泣けてきた〜!
勝沼で追い詰められた近藤を励まそうと斉藤が隊旗を掲げて「きょくちょ〜〜〜っ!!!」と衝動的に叫ぶシーンはなぜかうっすら笑ってしまったが(オダギリの熱演だったのに・・・)、とにかく後半は悲しかった。次回の予告編をみたらもっと悲しくなってしまった。早くも思い出す度にメソメソ泣きそうです。三谷さん、悲しいけどグッジョブですわ・・・。