温泉に行ってきた

ガス抜きするべく、いつもつるんでいるD姐さんと群馬の山奥へ1泊2日のエスケープしてきました。
行き先は梨木温泉。

浅草から東武線急行に乗り込む前に、松屋で惣菜買いまくり、しかもワインのボトルまで買い込んで乗車。乗り込んですぐ、ワインとつまみをむさぼる30代女2人。それってどうなの。餃子を買い込んでいたので、きっと車内はにんにく臭かったでしょう・・・。周りにいたサラリーマン風の方々、大変申し訳ありませんでした。
程よくワインボトルが空いた頃、乗換の駅に到着。
ここからわたらせ渓谷鉄道に乗車するのだけど、すでにかなりの田舎っぷり。駅前になーんにもない。この時点でそうとう和んだ。空気がうまい。とても静かで、鳥の鳴き声と、木がさわさわ揺れる音しか聴こえない。あー写真撮ればよかった。駅舎で一休みしていると面白い看板発見。

この鉄道は一万円で一年間有効のフリーパスが買えるらしい。安っ!宣伝文句も「お孫さんのゆりかご代わりに・・・」とか「読書空間に」とか「ファミリーのレクレーション(なまってる?)に」とか、都会暮らしではありえないのんびりムード。実家を思い出した・・・おとーさぁーん、おかーさぁーん・・・お元気ですかぁー。
二両編成の単線列車に乗り込み、いよいよ梨木温泉へ。
ここもなんにもないー!でもそれがいいー!!
二間続きの広い部屋(部屋露天付!入らなかったけど)でのんびり、ダラダラ。窓からは山と川しか見えなくて、かなり癒される。
アホみたいにダラダラすごし、さて温泉へ。ここの湯は赤茶色に濁っていて、ちょっと熱め。じっくり浸かって汗を出す・・・うーん極楽!あがった時、肌が(特に顔)ツルッツルになっていた!D姐さんも同じ状態のよう。湯で顔を洗ったわけでもないのにナゼ?すごいっす、ココの湯。完全にはまりました(次の日もツルツルぶりは持続していた)。
で、いよいよ夕食。
ここは冷蔵庫の飲み物がタダで飲み放題なのよー(まあ宿泊料に上乗せしているだろうけど)。ビールで乾杯、キクー。

この宿は雉料理を名物としていて、しゃぶしゃぶとつみれでいただく。雉肉って初めてだったけど、鶏より匂いがないくらい、あっさり味。全然美味しくいただけました。ビールが空いたので日本酒に突入。ああー至福・・・。たまんないっす。
その後も温泉に入ったり、ボケーっとして過ごし、ぐっすり眠って朝寝坊。朝食前に温泉入ろうと思っていたけど間に合わず。でもちゃんとご飯食べられたっす。なぜ旅館の朝食はうまいのか。
今回泊まった宿は結構なお値段のところ。歴史があるらしく、今年リニューアルしたとはいえ館内のところどころに古さが見られ、もしかするとすごく神経質な人はアラが見えてしまうかも。新しいものと古いものが混在している印象。でも、私は気にならず。大浴場もそれほど広くないけど、それをカバーするに十分な泉質で、そこが特に満足。料理も美味しかったし。
ただ設備や部屋は充実していたけど、ところどころ少し安っぽさが見られたかな。冷蔵庫に入っている商品のラインナップとか(ここは離れが売りなので、自分達が泊まった本館は少しグレードが下げられていたと思われる)。全然許容範囲でしたが。
ところで疑問ですが、最近は宿代にサービス料が含まれていることが多いので私は心づけは特に渡さないのだけど、こういう歴史のある宿って、それを期待しているものなのかしら。仲居さんの態度が、高級旅館の割にある意味フレンドリーにだんだん感じたのは気のせいだろうか。単に時間がたって慣れてきただけ?不快になったりとかなれなれしいとか、冷たい感じとかは全然なかったのだけど(サービスを落とされたとは全く感じなかった)、やっぱ期待してるものなのかなー?宿によっては出しても受け取らないところが増えてきてるけど、実態はどうなんだろう。でも年上の仲居さんに心づけを渡すのってちょっと抵抗あるんだよなー。なんかヤラシくない?
どちらにせよ、また行ってみたい宿。今度は離れにぜひ。ね、D姐さん。気軽に行ける距離だし。