箱根にエスケープ

部屋からの眺め


はいはい、ワタクシ疲れております。かなり体力消耗しております。ってなわけで人ごみを避けて、GW明けに半休などをとり、同僚のオネエサマと箱根に行ってまいりました!
連休明けでほとんどの人が「ああー、現実に戻ってきちゃったな〜」とため息をついているであろう瞬間に「ヘヘーンいいだろ〜」と自己満足する為にもこの日に決定(GWは休めなかったのでコレくらいは許してもらいたい)。

で、朝からサクサク(?)仕事を片付け、細かいところは部下に押し付け(笑)半ば強引に会社から飛び出して行ってまいりました、箱根。
小田原までは新幹線の自由席を使用。最初はロマンスカーで行こうと思ってたのだけど、新幹線は自由席なら値段もあまり変わらず到着もかなり早いので選択してみた。でも乗車時間が短すぎて弁当が食べきれず(笑)。箱根について循環バスを待ちながら残りを立ち食いしましたとさ。


今回選んだ宿は奥湯元「豊栄荘」。1日4室限定の15000円プランにしてみた。箱根って、大型観光地だけに値段は強気でサービスはそれほどでもない宿が多いイメージがあったのですが、ここは正解だった!
バスで10分ほど走っただけで「ココドコ?!」と思うくらい異空間。周りに何もない。あるのは自然だけ。部屋からは渓流とその向こうの山並みが至近距離で見える。天気はあいにくの小雨だったけど、逆に山を覆う霧が風情たっぷり。とても静かで鳥の声だけが聞こえ、しばしボーーーーーーーっとしてみた。エスケープ感満喫。
宿は歴史ある古い建物だったのだけど、なんだか落ち着けていい感じ。しかも全室二間続き。贅沢だ〜。
さらに、ここは温泉がかけ流し!温度も丁度良くてポカポカ温まる良いお湯でした。肌もあからさまにツルツルに・・・(「なんだか浴衣の中の膝同志がスルスルすべりませんか?」と同僚のオネエサマに聞いてみたり)。
大浴場は新しく改装されていて清潔だったし、露天は目の前が渓流。素っ裸で釣りでもしたくなるくらい自然と一体化した露天でした。
食事も高級懐石、とまでは行かなくても手作り感を大事にしたと思われる品の数々、美味しかったです。置いてある日本酒も純米吟醸など種類も豊富でホクホクっす。
食事中は「自分が食わず嫌いに出たら何を選ぶか?」で盛り上がる。まず苦手なものはオネエサマはパクチー、私は臓物系。好きなものはオネエサマが魚介類(特に貝)、私は臭いチーズ、ってことで落ち着きました。
そんな感じであっという間に夜は深まり・・・食後も温泉へ。「親が歳をとってきて、そろそろ色々心配だ」的な重いテーマの話題もあり(笑・でも30過ぎると悩みの質がぐっと重くなるよねー、若い頃は恋愛だの進路だの、今思えばなんとかなるような悩みばっかりだったなー。今はなにを置いても健康がまず一番だと思うようになった。年取りました)。
もちろん朝風呂にも入り、旅館の朝食はなぜこんなに食べられるのか、と実感しながらパクつき、宿をチェックアウト。フロントの男性がかなりカンジ良くてほのぼの。
その後、関所跡近くの杉並木辺りに足を伸ばし、部下への嫌がらせ土産(いやげもの)を買い(箱根はその辺種類豊富だわー)、甘酒茶屋で美味しい餅を食べ、早々に帰路に。
帰りはロマンスカーをチョイスしてのんびりチューハイを飲みながら帰宅。見事なおやじコース。

今回は箱根に値段も手ごろでゆっくりできる宿を発見できたことが大きな収穫。今後も使おう。思い立ったらすぐにいける距離だし。