座頭市@新宿コマ劇場

D姐さんと。11列目!スゲーいい席!!
阿部サダヲ目当てだったけど、主演は哀川翔、演出は三池崇史
このラインナップで「面白そうじゃん」と行くことを決心したのだが・・・。
いかんせん阿部サダヲをキャスティングしてしまったため、見に来ていた客層の一部(大人計画好き・ナンセンス好き的な)と作品の間にギャップがあって、盛り上がりに欠けてしまった。


哀川翔は頑張ってたけど、やっぱ映像の人なんだよな。セリフの言い方とか(けっこう噛んでいたが、それはまあよし)。殺陣はガッツリやっててさすがだったけど、最後だけだもんなぁ〜。もったいない。随所にあればメリハリついたのに。

全体的に笑いを盛り込みながら最後にしんみりさせていたのだけど、その辺の展開を阿部サダヲが1人で盛り上げていた気がする。
耳が聞こえず読唇術が使える設定だったため、どんな場面でもセリフを言っている人の口元を絶対見ているという細かい演技はちょっと萌えた(笑)が、とにかくあのテンションと子犬みたいにコロコロ舞台を転げまわる身の軽さ。なのにトーク番組に出ると借りてきた猫みたいになってるんだから面白い人だね。


しかしなんだかな〜だったのは、なんだかまとまりがなかったのだ。大衆演劇阿部サダヲが出てる的違和感?サダヲがどうとかナンセンスを期待していたわけでもないが、あれもこれもと手を伸ばしすぎて結局手に入らなかった、というか。全くの駄作とまでは言わないけど、あまり印象に残らない舞台だったなぁ。残念。


しかしコマ劇場はいいハコだ。座席のフワフワぶりといいステージが見やすい傾斜といい、なにより飲食カウンターのメニューの充実振りがハンパない。休憩時間中に売り子が客席にデザートとか売りに来るの。普段の演歌コンサートとか、松平健とかの公演では舞台見ながら飲み食いできるのだろうか。相撲みたいに。それはそれで楽しそう(笑)。


アフターシアターでは我が家でD姐さん持参のワインを痛飲。女2人で2本空けちまいました。
毎年飲ませてもらってる軽く発泡した濁りワインで店ではなかなかお目にかかれない貴重品。
今年もウマ〜。
D姐さん、いつも沢山飲んじゃってすみません。ありがとうございます!